グアムにステルス爆撃機が配備される。
アメリカがグアムにステルス爆撃機「B-2」を展開するそうです。
時々テレビなどで取り上げられるこの爆撃機、普通の飛行機のように「水平尾翼」や「垂直尾翼」がない「全翼機」です。
非常に高価な飛行機で、同等の重さの「金」と同じ価格である、とも言われます。
現在アメリカは21機持っていて、これをグアムに配備するとのこと。
核爆弾も搭載可能なステルス爆撃機ですので、近隣諸国への脅威になります。
本来なら沖縄の米軍基地に配備したいところですが、日本はご存知のように「非核3原則」があり、核の持ち込みはできません。
同同盟国である韓国に配備すると、北朝鮮とかなり緊張状態が高まる。
台湾に配備すると、中国と緊張状態が高まります。
そうするとやはりグアムなどの自治領が「核搭載機」の配備としては最も近い場所なのでしょう。
しかしグアム
いざとなったらすぐに何かができる距離ではありません。
本来ならアメリカが「東アジア」を監視するために前線基地にしたいのが日本
日本も近隣諸国に「中国」「北朝鮮」「ロシア」という核配備国を抱えているので、何かしら防衛手段をとっていないと、昨今の「領土問題」などで「力技」で来る事が現実に起きています。
平和主義者などは「日本もスイスなど「永世中立国」を目指そう」など言う場合があります。
もちろんスイスは「自ら戦争を開始せず、他国の戦争にも関与しない」という宣言をしています。
現在の日本の理想に近い宣言です。
しかしスイスも「他国の侵略がある可能性は否定できない」という観点から、国民徴兵制度をとり20歳以上の男性はみな兵隊に行きます。
自国は自国で守ると言う気がいです。
現在の日本の日米同盟は「東アジアに目を光らせたいアメリカ」と「通常兵器はもつものの、核兵器は持てない日本」という2国間の、本来ならWin-Winの意味合いが強いと思います。
「憲法9条があるから、今まで日本が平和でいられた」という護憲派の方もいらっしゃいますが、近隣諸国が恐れたのが「憲法9条」でなく、日本の後ろに立つ「軍事大国アメリカ」なのは明らかです。
日本はこれほど核配備国に囲まれています。
ある程度の自国の防衛力を堅持して行かないと、野心のある核配備国に少しづつ侵食されるのは明らかです。